2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧
本屋大賞2019の第3位の作品話は、第二次世界大戦後のドイツでアメリカ軍の食堂で働いているアウグステが戦争のときにお世話になったクリストフ殺害の容疑で警察に呼ばれる。アウグステは自らの容疑を晴らすためにユダヤ人のカフカとともに被害者の甥に会いに…
中村文則さんの芥川賞受賞作話は、親に虐待された後施設で育てられた主人公が27歳という歳でタクシードライバーをしていて、家ではアルコール中毒の女性とともに暮らしている。タクシードライバーをするなかで土の中に埋められた記憶と施設での孤独感、絶望…
村田沙耶香さんの初期の頃の作品話は、前半は小学生の頃の話でおとなしい女の子である主人公の律のクラスに自分の空想の中の灰色の部屋に籠っている痩せた気味悪がられている瀬里奈がいた。瀬里奈に悪戯をしたくなった律は瀬里奈が嫌がっている物語の読み聞…
2020年の本屋大賞で10位以内に入った『夏物語』と川上未映子さんの最初のエッセイ集である『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』についてまとめて『夏物語』の話は、第一部が、『乳と卵』のリメイクで東京にある主人公の夏子の家に、豊胸手術を受…
芥川賞受賞作百合っぽい?話は、別荘を手放すことにした貴子とその別荘の所有者の娘であり、幼少期に貴子と別荘で仲良く遊んでいた永遠子の2人が別荘を片付けていくなかで当時の思い出を反芻しながら会っていなかった25年間と過去と未来、あらゆる時をゆっく…
自分が就活に向いてないことくらいわかってるけどあまりにもってことが多すぎて違和感が多すぎて色々が気持ち悪くてまずここぞとばかりに横文字を並べるのと日本の会社にアルファベット数文字の会社名が多すぎのは何なんやろうか色々説明するときにBtoBとかE…
今村夏子さんの芥川賞候補作『あひる』話は、ある日家で飼い始めたのりたまという名前のあひるをきっかけに家に近所の子どもが来るようになる。子どもの相手をする母親は楽しそうにしていたが、のりたまの元気がなくなって病院に行き、帰ってきたあひるは明…
芥川賞受賞作話は、東京から田舎に引っ越してきた中学生の主人公が通い始めた学校で特有の遊びだったり、悪ふざけだったりをしていく。そこにはいじめにも近いような上下関係が確立されていて、主人公は客観視しながらも下にならないように上の立場の同級生…
初めて読んだ村上春樹さんの小説短編集まずね、この本の話の前に村上春樹さんって名前はもちろん聞いたことあるけど本当にすごいのかとっていうか小説ですごいってどういうことだとどうせたまたま注目されてるだけだろとどの程度のもんかいのう村上春樹っち…
村田沙耶香さんらしかのつまった一冊話は、体外受精が一般的で体の交わりがなくなった世界で体外受精なんておかしいという教育方針のもとで育てられた主人公が体の交わりは恋人との間で残したまま円満な結婚生活をしていっているが、実験都市に移住して…とい…
綿矢りさの異色作話は、大震災が起こった後に大学に籠った学生たちがリーダーと呼ばれるカリスマを中心に活動をしている近未来でさらにひどい地震が起こって…という話まず読んだ感想として綿矢りささんのおすすめで全くこの小説が挙げられないのが納得だなっ…