活字中毒者の禁断症状

引きこもりが読書感想文を提出するブログ

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書感想文】百の夜は跳ねて / 古市憲寿

古市憲寿さんの2作目芥川賞候補作話は、就職が上手くいかずに窓拭きの会社に勤めることになった主人公がある日高層マンションに住む老婆に部屋に誘われて盗撮を頼まれる盗撮を繰り返すなかで老婆との関係を深めていき、職場の上司についてなどを考えていく……

【読書感想文】アヒルと鴨のコインロッカー / 伊坂幸太郎

伊坂幸太郎さんの5作目話は、大学に通うために上京した主人公Aが突然隣人に誘われて本屋を襲うことになるのが今の時系列で、もう一つの、2年前の時系列が主人公Bが外国人と同居していて、元恋人として今の時系列で出てくる隣人が出てきて動物虐待をするグル…

【読書感想文】陽気なギャングが地球を回す / 伊坂幸太郎

伊坂幸太郎さんの3作目話は、銀行強盗の人質として捕まった過去をもつ4人が銀行強盗として活動している。ある日いつものように銀行強盗をした帰りに現金輸送車を襲う犯人によって盗んだ金を盗られてしまう。その犯人を捕まえるために犯人の行方を追うが、そ…

【読書感想文】十字架のカルテ / 知念実希人

2021年の本屋大賞に惜しくもノミネートされなかった作品話は、精神科医の主人公が精神鑑定について先輩の精神科医から学んでいくなかで無差別殺人の容疑者、我が子を殺害した母親、姉を刺した容疑者、恋人を殺害した容疑者、そして主人公の友人を殺害した容…

【読書感想文】何もかも憂鬱な夜に / 中村文則

はい、良い話は、孤児の施設で育った刑務官の主人公が殺人事件を起こして死刑判決を下されたまま控訴をしようとしない少年を相手にその少年の内面に向き合ったり、過去の服役者との思い出を振り返って深く考えたり、高校時代に亡くした友人について考えたり…

【読書感想文】ぬるい毒 / 本谷有希子

芥川賞の候補作になった作品話は、高校を卒業して垢抜けた主人公のもとに高校の同級生だったという男から借りていたお金を返したいと心当たりのない電話がかかってきてその男に魅力を感じて年に一回会うような関係になって少しずつ周りの環境が変化していく……

【読書感想文】ラッシュライフ / 伊坂幸太郎

伊坂幸太郎さんの2作目あんまり評判が良いみたいなのがなかったんですけどとても良かった話は、泥棒を生業とする人、不倫相手の妻を殺そうと計画する人、教祖のように慕われてる人を解体することに誘われた人、年下の上司にリストラされて以来職を失った人の…

【読書感想文】去年の冬、きみと別れ / 中村文則

映画化もされた中村文則さんの作品中村文則さんの作品は初めて読んだ話としては、ある凶悪殺人犯の本を出版することになった主人公が凶悪殺人犯やその姉、さらには事件に関わっていたとされる人形師?人形作る人?とかと話していくうちに事件の真相に近づい…

【読書感想文】オーデュボンの祈り / 伊坂幸太郎

伊坂幸太郎さんのデビュー作ですね話としては、コンビニ強盗に失敗した主人公が目を覚ましたらある鎖国状態の島にいた。そこの住人は嘘しか言わなかったり、法の代わりに人を捌いたり、死者の手を握ることを仕事にしていたりとさまざまな奇妙な特徴をもつ。…

【読書感想文】店長がバカすぎて / 早見和真

2020年の本屋大賞第9位話は、書店で働く主人公が無能な店長や横柄な小説家や社長、客に振り回されながらストレスを溜めながらも必死に働く話良い意味で本屋大賞第10位っぽいなって思いました本屋大賞の10位って教訓的なものであったり、複雑な家庭環境であっ…