活字中毒者の禁断症状

引きこもりが読書感想文を提出するブログ

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書感想文】魔王 / 伊坂幸太郎

伊坂幸太郎さんの、、、何作目かわからんくなった話は、自分が思ったことを相手に喋らせることができるという超能力をもった主人公兄が独裁者のようにも思えるカリスマ性をもった首相候補の国会議員と対決しようとする前半と、前半の5年後に主人公弟とその妻…

【読書感想文】死神の精度 / 伊坂幸太郎

伊坂幸太郎さんの8作目人の死を可とするか見送りとするか判断する死神目線で語られる連作短編集でコールセンターで働き、死にたいと思っている女性・組から裏切られたヤクザ・別荘の連続殺人事件に巻き込まれた人々・向かいのマンションに住む女性に片思いし…

【読書感想文】Red / 島本理生

島本理生さんの官能小説?たぶん話は、夫と夫の母親と娘の4人で暮らす主婦である主人公が大学生時代に愛人関係に会った男性に再会する。久しぶりに会った彼は離婚していて身体の関係を求めてくる。夫の家族に対するストレスを抱えた主人公はそれに次第に応じ…

【読書感想文】四畳半タイムマシンブルース / 森見登美彦

2020年に出版された四畳半シリーズ的なやつの第3弾話は、京都の古い宿に下宿している主人公が映画サークルの撮影をし、エアコンのリモコンを壊してしまった次の日にタイムマシンが部屋にやってくる。主人公たちは1日前に戻ってエアコンのリモコンを取り替え…

【読書感想文】グラスホッパー / 伊坂幸太郎

伊坂幸太郎の殺し屋シリーズ第1弾話は、妻を車に轢かれてなくした主人公がその犯人に復讐するために教師をやめ、触法行為を躊躇なくする会社に入社する。そこの指令を受けている途中で、目の前で復讐相手が何者かに車道に押し出されて殺害される。その殺害を…

【読書感想文】乳と卵 / 川上未映子

芥川賞受賞作最初タイトルだけ見た時に完全にお菓子作りとかパティシエ関係やと思ったわ愚かだなぁ…話は、東京に住む主人公のもとに夜の仕事をしている妹とその娘がやってくる。妹は豊胸手術をするためにやってきたが、娘はしばらく喋らずに筆談で会話をする…

【読書感想文】どうやら僕の日常生活はまちがっている / 岩井勇気

ハライチの岩井勇気さんのエッセイ2冊目ひっっさしぶりにエッセイ読んだんですけどやっぱ面白いですね書かれている内容は毎週木曜日の24時からやってる『ハライチのターン』のフリートークでお話されていたことなんでほとんど聞いたことある話ではあるんです…

【読書感想文】崩れる脳を抱きしめて / 知念実希人

本屋大賞ノミネート作話は、研修医?として広島の病院から数ヶ月だけ神奈川の終末医療がメインの病院に勤務することになった主人公がそこで脳腫瘍を抱えた女性と出会う。彼女の病室で話していくうちに主人公自身の過去と向き合うことができ、彼女に惹かれて…

【読書感想文】チルドレン / 伊坂幸太郎

伊坂幸太郎さんの6作目話は、陣内という男の身の回りで起こる出来事の数々をまとめた連作短編集特に好きだった2つの話を以下にバンクという話は銀行強盗の人質になった主人公たちが強盗と銀行員との関係性を推測して解放されるまでの話チルドレンという話は…

【読書感想文】意識のリボン / 綿矢りさ

綿矢りささんの短編集表題作の『意識のリボン』は母親を早くに亡くし、父親に長生きすると誓った主人公が車にはねられて生死の境を彷徨う話1番好きな『岩盤浴にて』は岩盤浴に来た主人公がそこにいた中年女性の2人とかヨガをする人たちとかに対してひたすら…

【読書感想文】走ル / 羽田圭介

いつかの芥川賞の候補作話は、倉庫にしまっておいた自転車を組み立ててみると速く走れて、陸上の朝練中になんとなくその自転車に乗ると学校サボりたくなってそのまま東京から青森まで何日もかけて進んでいく中で主人公がいろいろと考えていくという話羽田圭…