ハライチの岩井勇気さんのエッセイ2冊目
ひっっさしぶりにエッセイ読んだんですけど
やっぱ面白いですね
書かれている内容は毎週木曜日の24時からやってる『ハライチのターン』のフリートークでお話されていたことなんでほとんど聞いたことある話ではあるんですけど
本になると印象の変わるものもあるし
何よりものとして保存できているのが嬉しいですね
色んな話が載ってるんですけど
まずはじめにの部分で、前回の本について初版6000冊しか刷ってなかったくせに売れた途端第二弾を書けって出版社に言われてみたいなことが書かれてて
人使いが荒いみたいな物言いしてるのが
とてもらしくて真っ直ぐでとても好きですね
こういう理不尽なことに対しては意見を言ってもいい風潮広まってほしいですね
で、特に共感した話があって
それがボランティアの話で
小学生の時に無理矢理参加させられた自然と触れ合おうみたいなやつで自分以外は友達と来ていて馴染めずに隅の方にいたときにボランティアの大学生にみんなと仲良くしようって言われてグループの中に入れられて
そこでみんなも仲良くしてあげてねって言われてしかもよく見たらクラスの人がいて地獄だったっていうエピソードがもう共感しかなくて
ボランティアでそういうことをできるキラキラした大学生にはそんな気持ちはわからないって書いてて
もう本当に泣きそうになるくらい共感
自分がボランティア嫌いな理由がそこに詰まってるわって
ボランティアって名前のついた活動ってするかどうかが大切になってて
どれだけ対象者にトラウマを与えていようと迷惑かけていようと当人とか外部からしたらボランティアをしたってことになるのがめちゃくちゃ嫌なんですよね
自発的かつ能動的みたいなエネルギーを伴いすぎる善は一定数の人を苦しめるのは確かだから
それを良いこととされているのがとても違和感
それと子どもを相手にするときに疎外感与えるのは本当にやめてほしいっていう思いが過去の経験からめちゃくちゃ思うんですね
塾では気を遣ってるんですけどね
特に個別指導とかだと学校に馴染めていなかったり親が厳しかったりするような事情のあるなかで明るいことって必ずしもよくないなって
周りの笑い声とか明るい雰囲気が自分自身の存在を異質で輪の外側にいる存在に感じさせてしまうことの残酷さがどうしても気になって
だから教える側の立場とはいえ
もし今から2人組のグループ作りますって言われたら最後に余る立場にいたいなって
1人ハブってくださいってなったらハブられる人になりたいなって
全体の楽の量増やすより哀の量減らしたいもんだなって思うんですよね
エッセイ読んだら後半エッセイみたいんなったわ
またそういうブログも書こうかな