2020年に出版された四畳半シリーズ的なやつの第3弾
話は、京都の古い宿に下宿している主人公が映画サークルの撮影をし、エアコンのリモコンを壊してしまった次の日にタイムマシンが部屋にやってくる。主人公たちは1日前に戻ってエアコンのリモコンを取り替えようとして…四畳半で引き起こされるタイムマシンを使った冒険譚的な話
ちょっと前に森見登美彦さんのデビュー作の『太陽の塔』を読んだんですけどこれが難しくて難しくてって感じだったんですけど
最新作の今作はめちゃくちゃ読みやすくなっとんなって思いましたね
言葉遣いの独特さだったり、京都で繰り広げられる大学生の馬鹿騒ぎ的な部分だったりは変わらないんですけど難しい言葉の数は減った感じですね
で、わかりやすくファンタジックなんで気軽に読んで良いやつやって思うことができたんでそういう意味でも読みやすかったですね
あと装丁かわいい
この話は2日間の夏の日の話で舞台がほとんど古い宿でタイムマシンを使ってるとはいえ場面が割と限られているにもかかわらずちゃんと飽きが来なくて
森見登美彦さんのこういうタイプの小説には少し珍しく伏線回収的な要素もあって
ちゃんと楽しめたなって思いましたね
あと装丁かわいい
エアコンのリモコンが壊れてる壊れてないで未来が変わって世界が壊れるかもしれないとかヒロインが大学生の後輩とかいうのが森見登美彦感エグい
自分向きじゃないとは思うけどアニメ映画感が文章からでも充分に伝わってくるのがすごいですね
あと装丁かわいい
最近の作品は読みやすそうやからちょこちょこ読もうかな