活字中毒者の禁断症状

引きこもりが読書感想文を提出するブログ

ボーっとするなって注意される話

小さい頃からよく何も考えずにボーっとするなと言われる。でもその度に思う。

僕は何も考えずにボーっとすることなんてない。考えすぎて動くことができなくなってるんだ。

でもたぶん周りから見たらどっちも同じなんだとも思う。目に焦点が合っていなかったり、一点を見つめて動かなかったりすることが多々ある。そうなってる間は気づかないが、その魔法が解けるとそうなっていたことを客観視することができる。


それ以外にも自分が作った覚えのない料理が出来上がっていたり、レポート書かなきゃと思ってパソコンを開くと書き終わったレポートが保存されたりすることもある。

自分が他の世界に行っている間に身体側の自分が作業してるのだと思うので、そういう時は自分の頭を撫でることにする。側から見たらイカれてる奴だ。

ただ最近読んだ星野源さんの『そして生活は続く』というエッセイに同じようなことが書かれていて安心した。あまり共感してもらえなかったので嬉しかった。


この個性には多動性なんちゃらだったか、ASDだったかっていう知的障がいの名前がついているらしい。授業中にその障がいをもつ人の視点を見たが、完全に既視感のある光景だった。

でも精神疾患もそうだが、知的障がいのレッテルをもらいに精神科に行くのはなんか嫌だ。この個性をもってる人にしか見られない風景をそうじゃない人に病気だと言われるのが嫌だ。障がいをもっていたらみんな不幸だと思われるのが嫌だ。障がいという名前がなければ個性として捉えず、迫害するような扱いをしようとする世の中が嫌だ。

だから僕はこの天性の才能を抱え続けて生きていきたい。