山本周五郎賞受賞作
装丁がRADWIMPSの『絶体絶命』みたいで怖い
話としては、都会から地元の出版社に帰ってきた中年の男性主人公が中学時代の異性の同級生と偶然再会して打ち解け合い、お互いの過去を受け入れながら少しずつ過ごす時間が増えていったが…という話
大人の恋愛小説という謳い文句で書かれてたんで性表現とかが多いんかなって思ったんですけど逆でしたね
中年の男性と女性の恋愛なんでとても落ち着いた雰囲気で進むお話ですね
中学の同級生と何人か再会するんですけど噂話とかしかしないやつとか歳とっても変わらず仲良い人とさ出てくるんですね
全体的に少し歳とっていても変わらない未熟さみたいなものと歳をとった後だからこその切なさみたいな雰囲気で評価高いのはわかるなぁって思いました
ただ一切共感できなくて
中学の時仲良いグループっていうのがまず存在しない身としては
久しぶりに会った同級生に対しては下を向いて知らないふりをする以外の選択肢がない身としては
マジで分からん
あいつ今も変わらずにどうこうとかいう話聞いても
そんな人いたっけ…誰だっけ…話したことあるっけ…ないよな…ないない
ってなって終わりなんで
そんな世界線の話もあるのかとしか思えんやったなって
そこそこ良い人たちでいろんなことを人生で経験してきた人として登場人物は出てくるんですけど絶対に交わることのないようなタイプの人ばっかりやから一歩引く感じで読んでしまいましたね
自分に問題がありますね