活字中毒者の禁断症状

引きこもりが読書感想文を提出するブログ

だんだんだんだん嫌いになってく

いろいろなものに寛容になってきた。寛容なんて言い方偉そうかもしれないけど。いろいろなことを諦めて、ちゃんと自分を受け入れられる程度の心の余裕は持つことができるようになってきた。

でもどうしてなんだろう。それまで仲良かった人が急にパーマを当てた時、人の話を否定する頻度が増え出した時、ノリが軽くなってきた時、品のない話を自信ありげに話すようになった時、どうしても心が虚しくなる。一般的にいうと良い変化の場合でもそれまでの人と異なる方向に進んでいるのを見るとなんとなく寂しくなってしまう。不可逆な変化だと思うからなんだろうか。その人のことを少しずつ好きじゃなくなってしまう。 


人の変化を受け入れられないのは自分が変化していないことを裏付けている気がする。でも自分はあまり変わりたくないとも思う。いつまで経っても子供みたいな考えに脳が牛耳られて、周りから呆れられるくらいでいたいと思う。変わっていく美しさよりも変わらない美しさを重視してしまう。


同窓会のときに人は結局小学校の時のような性格に落ち着くのかもしれないと思った。中学校や高校で話しにくかった人と同窓会の時の方が話しやすいことが多かった。そうすると人が変わるのは表面上のことだけで結局歳を重ねていくとその変化すらどうでもよくなるくらいその人の本質の色が強くなるのかもしれない。

人の変化に寛容にはなりたい。ただ無理してすべてを受け入れる必要もないのかと思う。周りが変わりまくった結果変わらないものが見えるようになるまで待ってみるのも案外良いのかもしれないと思った。