いやーいいタイトルだ
言いたくなる
話としては、中学時代の初恋相手のイチが忘れられない主人公が職場のニに告白されてどうするべきか悩むって話
本当に全作品で思うんですけど綿矢りささんの小説の主人公への共感率がエグい
嫌いな人を相手にした時の心の中の声と実際に口に出す声の比率が同じくらいでとても嬉しくなる
相手にツッコミながら話聞いてるけど実際に出てくる言葉は肯定的な言葉しか出てこんのよな
本当自慢話だけするやつ何なんかな
すごいのカツアゲですよね
それですごいねって言ったら
そんなことないよって言うやつ
いやこっちだってすごいと思ってねえわ
ってなるのめっちゃわかる
この話で出てくるのって人の見方の根本に関わる話な気がして
ずっとかっこいい人なんていないと思うんですね
かっこいいって短期間なら可能だけど、誰でも短所があるんだからかっこいいなんて一時的だと思うんです
それでかっこよさというか完璧さを求めるのってどちらかと言えばそう求める人に問題がある
って話なんだろうなと
だからイチに対するようなかわいいっていう人の欠点も認めていこうという心持ちは最強ですね
ただ絶対にニはやめた方が良くないかとは思いますね
まだね、自慢話ばっかりするのは可愛げあると捉えられるけど
店員さんにデカい態度取る人にろくな奴いねえだろって
誰も好きでやってるわけじゃないし、色んなストレスがあるってことすらも想像できない人間に優しさなんてねえだろって
いつ自分にその切っ先が向くかわからんのでね
絶対嫌だ