本谷有希子さんの本は『異類婚姻譚』、『嵐のピクニック』に続いて3冊目なんですけど、先に読んだ2つが短編集だったんで初めての中編小説ですね
内容は躁鬱病で過眠症の主人公が何にもしたくない、する気にならない状態でのいざこざなど
って感じ
で、本谷有希子さんの本では綺麗事は一切許さないっていうほどの心を感じるくらい主人公や登場人物が利己的であったり、体外的な悪意が全面に出てたりというような特徴があるんで世界観は決して嫌いではないんですね
でもだからこそ読んでてダイレクトに心に来るものがあって、読んでて助かるような気持ちになる人は結構多いんだろうなって思いますね
今回の主人公の気持ちとてもよくわかるなって
年中無休で寝れない起きれないの身としては過眠症が他人から見たら怠惰にしか思われないっていうのも共感しかないし、他人からの介入に対して否定的な態度とってしまうのもよくわかるし
そうなんよって何回も言いたくなる
ただ気にかかることがあって
本谷有希子 おすすめ で調べたり、
Twitterで 本谷有希子 で調べたりしたときに他の本と比べてこの本が異常なほど出てくるんです
そこまで突出してるかっていうのはあって
これまで読んだ2冊も結構好きで、しかも芥川賞受賞したのは『異類婚姻譚』だから、この現象なんなんやろうなって
躁鬱病と過眠症に共鳴する人が多いってことなんかな
わからんな
病院行かなきゃなって思うな