宇山佳佑さんは数少ない全作品読んでる作家さんだから、新刊が出るってなって、発売日に本屋行って買って読んだ
宇山さんの小説はめちゃくちゃ好きで読んでるってよりは、感動する!っていう宣伝文句を見て誰が恋愛小説なんか読んで感動するかよ、望むところだって思って読んでますね
今のところ全敗なんですけどね
特に『この恋は世界でいちばん美しい雨』のときは喘息かひどい時に号泣してしまったから過呼吸なりかけた
靴職人になりたいっていう主人公が好きな青緒さんっていうヒロインに靴を作るんだって話
タイトルの恋に焦がれたブルーってドドド直球ですね
恋に焦がれるってところから着想を得たんかなって
話の流れは『桜のような僕の恋人』と『この恋は世界でいちばん美しい雨』の中間って感じなんかな
宇山さんの小説って最初の100ページくらい何これって思うんですよね正直
ただ最後の展開がいつも怒涛で泣いちゃうんよな
で、今回も泣いたんですけど
どうしても気になる点はあるんですよね
まず主人公が精神的にやられたときとか衝動的になったときのモラハラがどうしても気になる
恋愛小説になると仕方ないんかな
もし自分がその場にいたとしたら主人公嫌いになるわってときがちょっとあって周りの人の存在を考えると完全に綺麗なシーンとして受け入れられないなって
あと幼馴染が良い人の割に報われてない感が気になる
めちゃくちゃいい子なのに可哀想だよって思ってしまうんですよね
主人公たちの展開に良いように使われてる感が自分のこととして考えるとなんかなぁって
そういう点やと『君にささやかな奇蹟を』とか『今夜、ロマンス劇場で』とかは捻くれ者からしても読みやすかったなってなるけど他の作品ほど泣いてはないなってなってバランスって難しいな
もちろん全部面白いけど