何年か前の本屋大賞だよなこれ
本に全く興味なかった自分でも聞いたことあるぞ
210円やし買ったろで買った
テーマが辞書作りっていう共感ポイントゼロのテーマなのに面白かったですね
いや個人的には辞書とか言葉の意味とか見るの好きだから分からなくはないけど、そうじゃなくても面白いと思えそうな感じがしましたね
まずタイトルの舟を編む
造船の話やと思って、いつ舟造り始まるんかなって読んでくと
『数多ある言葉の海を渡るのには辞書という舟に乗る必要があって、その舟には穴が空いてたらいけない』
みたいな台詞があって
うーわ、お洒落な方の舟を編むやん
お洒落すぎて脳内BGMでSuchmos流れるわ
って思いましたね
実際に言ってるやついたら、こいつ素面か?って思うだろうけど小説になったらこういう細部の表現の美しさが綺麗
あと出てくる登場人物がみんな良い奴なん
何これ
良い奴って言っても良い奴の押し売りじゃなくて無理のない範囲でリアルな範囲で良い奴なんですよね
こんな職場に就職したいな
悪役キャラみたいなの出てこないし、読み終わった後喜怒哀楽のどれにも分類されない感情になるのにちゃんと面白いんよな
不思議やなって思いました
最後に本読み終わって本閉じてもお洒落なのズルい