いつかの本屋大賞の第10位
最近読んだ中で1番読みやすいし、わかりやすいし、心温まる本でしたね
話の内容としては、席に座るとタイムスリップすることができる喫茶店で過去や未来にトリップする4人の人々の話ですね
タイムスリップっていうとやり尽くされてる感あるんですけど
この本の設定として面白いのは
最初から現実が何も変わらないって決まっていること、コーヒーを淹れてコーヒーが冷めるまでの僅かな時間しかタイムスリップできないこと、席から移動できないこと、想像次第では過去にも未来にも行けること
っていういくつもの制約が課されているところですね
特に現実が何も変わらないことって最初から決まってるタイムスリップの物語って初めて触れたので面白かったですね
この本はとても親切で説明部分を反復して書いてくれてるのが大変読みやすい
記憶力があれな自分でも忘れずにすんなり物語を読めるんで本当に助かりますね
途中で読み直さなくて済む
それと物語の構成的にも最初でノーマルなトリップでその後その前の話で出てきた人物のトリップで最後に未来へのトリップっていうのがまた読みやすいなって
好きな話は3番目と4番目で
涙腺崩壊してんだから泣く
あまりに綺麗な話だから読むタイミングを選ぶかもしれんけど
妹良い奴やなってなるし、娘も生まれてきてってなるし、でも現実は何も変わらないのがまた
この本ブックオフにめっちゃあるから買うかどうか迷ったけど買ってよかったな
こういう本時々読んで心を安らかにしないと