活字中毒者の禁断症状

引きこもりが読書感想文を提出するブログ

お供え物に言いたい話

お供え物には五供というものがあるらしい。ネットでは五供は線香・花・ろうそく・水・ご飯で、これらを供えるのが良いですと書かれていた。他にもその人が好きだった食べ物をお供えする風習がある。いやおかしい。死人に口無しという言葉もあるくらいだ。どうせ食べることができない食べ物をお墓や仏壇に供えるのが一般的なのはおかしいと思う。

それに仏壇の方から見たらもう食べられなくなったものを目の前に度々置かれているのは煽られているとしか思わないのではないか。もう食べられない事実に度々晒されるのは幸せかと言いたい。そして食べ物自体も放置されることで多少なりとも質が落ちてしまう。


僕はお墓とかに何も置かないのが良いというわけではなくてあくまでも時間と共に劣化して、さらに見るだけで楽しむことができないものをお供えするのはいかがなものかと思う。じゃあ代わりに何を供えれば良いのかを考える時に問題が生じる。それが五感は使うことができるのかどうかだ。


おそらく味覚は難しいだろうから視覚・聴覚・嗅覚・触覚のことを考えると、最高のお供えというのはその人が好きだった映像作品を流しながら、その人が好きだった音楽を流し、その人がつけていた香水もしくは洗剤やシャンプーを供え、何かスライムのようなものやスベスベした触感のものを置いておくことなのではないだろうか。

サブカルチャーっぽいお墓や仏壇があっても良いと思う。