原案が村田沙耶香さんじゃない方の作品?
(よくわからない)
『変半身』は、
特有の言い伝えや祭りがある島で生まれた主人公が島から出て暮らした後久しぶりに島に帰って…という話
この話の帯に、なんとか原人とか色々よくわからないカタカナが並んでてたまたま見たレビューもそんなに良くなくて微妙かと思ってたんですけどめちゃくちゃ面白かった、面白かったっていうとちょっとあれかもですけど
伝統的な文化とか祭りが悪ふざけで始まっててそれを大事なものだと信じてしている現代人についての話で
特に性犯罪を伝統という型に当てはめることで正当化しているっていうのが怖いけど
閉鎖的な共同体だとそこに違和感を抱くのもそれを自らが否定するのも難しいっていうのはその通りだと思うんですね
ギリシャ神話とか古事記とかを面白くて読むことがあるんですけど
1000年以上引き継がれる話か?とは思うことありますからね
玉のような美しさを多発しすぎな件あるし
髪がめっちゃ子どもっぽい点もあるし
昔のものが良いとは限らないし常に価値観が流動的だっていうことを考えさせてくれてとてもよかったですね
『満潮』は、
夫が性的な意味での満潮を体験したいって言い始めたって話
このブログを書くときにできるだけ品のある言葉で性的な表現も書いてるつもりなんですけど
この話はさすがに性が前面的に出過ぎていてちょっと無理だーって
前提としてこの話の世界では
1人で性的なことを行うことが異質とされている感じがあって
でも主人公は夢を見ている間にそうなって、まあいわゆるあれを体験して
それを友人に言えなくて
でもその世界に違和感があって主人公も性的な意味での満潮を体験しようってなって
2人で満潮を目指すって流れなんですけど
(婉曲的すぎて意味わからん)
根幹的な、価値観に違和感があってそれに反抗するような部分は村田沙耶香さんらしさですね
まあ1人だろうとなんだろうとそういうのは自由ではありますからね
水分が身体から異常に出るのは怖いよな
って思いますけど
もう無理
なんか上手く書けない
自分の身体の可能性が秘められてるのは神秘的で素晴らしいってことにしましょう
変半身が伝統への違和感を書いてくれててよかったですね
所詮人が考えたことですからね
たいていのことに深い意味なんてないですよね〜