活字中毒者の禁断症状

引きこもりが読書感想文を提出するブログ

一人暮らしと洗脳

一人暮らしをし始めてから様々な趣味趣向が変わった。実家にいるときでも一人でいる時間がほとんどだったはずなのに不思議だ。RAPを聴くようになったし、本を読むようになったし、ドラマはあまり見なくなったし、深夜のテレビを見るようになったし、水ばかり飲むようになったし、カレーばかり食べるようになったし、早起きするようになったし、やたら薬を飲むようになったし、ネットショッピングをする様になった。


この変化は全て親から伝わってきた好悪が自分のものにすり替わったんだと帰省して気がついた。決して親と仲が良いわけでない自分でも家の景色の一部として溶け込んでいる価値観の影響はやっぱり色濃く受けるみたいだ。考え方も大きく変わった。人とほとんど会わない分高校までよりも自分のことをよく理解できるようになったし、自分の異常性を好きになった。

あまりに色んなことが親や友人とズレていたことから生まれた自己嫌悪みたいなのが消えていった。色んな固定概念がしょうもないものに思えてきて楽になった。


それと同時に思ったより自分が周りの影響を受けている事実を知った。とてつもない頑固なのにも関わらずこんなに変わるものかと思う。まるで洗脳から解放されたみたいだ。


今はおそらく人生の中でもトップレベルで人と関わらない時期だと思う。この先の人生での選択は周りの環境に応じて慎重にしていかなければ。自分が一番好きな自分を保つことができるように。周りの空気が必要以上に無理矢理自分の体内に侵入しないように。