2019年の本屋大賞の第8位かな、確か
知念さんの本は『仮面病棟』と『時限病棟』っていう2つの作品は読んでおりまして
初めてミステリーっぽくない本を読みましたね
知念さんの本で
もちろん医療系ミステリーって面白いんですよ
知念さんの
ただ知念さんは本物の医者なんで他の作家さんと比べたら病院の構造とか医者のスケジュールとかの細部の精度が恐ろしいほどなんですね
そうなると医者の仕事などに関するテーマになるほど他の作家さんに書けないものになると思うんですね
だからこの作品はそういう意味でも面白いなって
話としては簡略化しまくると、主人公が研修医の研修と怪文書を送った犯人を突き止めることでキャリアアップを目指すみたいな話なんですけど
まず研修指導のところのリアリティがエグい
なんかこれ読んだら医療系の小説を想像で書こうとする意欲をすべて滅ぼすと思うくらいリアル
正直怪文書のところはドラマでいうと、白い巨塔とかチームバチスタでもこんな感じやったかなっていうのはあってオリジナリティ性に溢れるって感じでもないんですけど
でもいちいちリアルすぎて面白い
たしかまだドラマ化されてるのはないと思うけどそのうち医療ドラマといえばみたいな作家さんになりそうだし、本屋大賞も取りそうやなって思いますね