2019年の本屋大賞の何位かのやつ
木皿泉って性別もどんな人かも分からんペンネームやなって思ったら夫婦で共著してるスタイルらしいですね
主人公?のナスミの死を受け入れたり、影響受けたりしていく人々を一章一人ってな具合で語ってくような話
フォーマットとしては『桐島、部活やめるってよ』フォーマットですね
正式名称は知りません
このフォーマットとか主題のところはとても好きで、1人の人を多面的に捉えてるような感じでこの書き方したら誰でもそこそこちゃんと生きてきたんだなって思えるような気がして
自分が死んだときも誰かこの書き方してほしいなって思いますね
そうしたら意外と人と関わって生きてるじゃんってなりそう
ただ死によって美化されている部分があるとはいえここまで人に愛されてましたみたいな感想をみんな思うかなっていうのが正直なところありまして
死って突然訪れるのだからある意味物語が中断されたようなもんだと思うんですよ
それが各々起承転結の結として解釈できすぎてることへの違和感はあったかなって
あとナスミとか鷹子とか名前で大喜利してるようなどうしようもねえ家庭にこんなハートウォーミング溢れるかねっていうのもあって
その名前やとどうしてもいじめまではいかなくてもある程度いじられるやろうにその部分がないのとかも違和感かなっていうのが率直な感想ですね
でも共著って面白いですよね
交互に書いてたらいきなりお気に入りだった登場人物が相手によって酷い目にあったみたいなこともありえるんですよね
喧嘩とかなんないのかな
それは違うだろってなりそうですけどね
自分には無理ですね