活字中毒者の禁断症状

引きこもりが読書感想文を提出するブログ

代替品

自分を本来いたはずの人の代替品として捉えることが好き。もし自分の隣のやつが受精したら、高校に受かったら、大学に受かったら、今の家に住んでいたら、今のバイト先にいたらどんな世界だったんだろうと考えるのが好き。大体の場合あんまり変わらないだろうなと思う。自分がいないとダメな人なんていないだろうし、仲良くしてもらってる人も代わりの人と仲良いだろうなと思う。そうであればいいなと思う。


ただ代替品としての役割果たせてるかなと考えると少しやる気出さなきゃと思う。たぶん全ての候補者の中で1番優れてることはほとんどないだろうけど、目標としては候補者で1番人を傷つけない人になりたい。人に愛されたり、優秀であったりはしなくていいから。愚かな綺麗事を言ってるけど、目標くらいは綺麗事でいいや。


そんな事実上いつだって代替可能な自分でもときどきこれは本来いたはずの人ができてたかなと思うことができることがあると単純に嬉しくなる。最近では不登校だった自分の担当生徒が塾に行くようになって以来学校にも通うようになったと聞いた。当人の力のおかげだし、自分の力なんて微力であるのは確かだけどこれは本来いたはずの人にできたかなと思うことができた。


自分じゃなきゃいけないことなんてほんとは1つもないのだろうけど、そこにいるのが自分で良かったと思われるように生きていきたい。