いつかの本屋大賞の何位かですね
まあ調べんでもいいやってなりました
話は、シリアで生まれた主人公のアイはアメリカ人と日本人の夫妻に養子として引き取られ、幼少期はアメリカで過ごす
その後日本に引っ越して思春期を過ごして大学を卒業、その後結婚してしばらくまでの間における主人公の災害への劣等感?とか親友との衝突とかを描いてる感じですね
この小説の特徴としては主人公のアイが世界各地で起こった事故・事件の概要だったり、死者数だったりをノートに書き記しているところですね
それを見て自分だけがその災害とかから逃げている感じがして嫌になってみたいな
なんかわからなくはないよなって
でもそう考えてるのはエゴでしかないしなとも思うしってなるから考え始めると堂々巡りですね
ただこの本読んで思うのは
震災とかって世界中で思ったよりも頻繁に起きていて、そのほとんどを自分が知らないんだなってことですね
この本読むと、多少の不幸が起こったときに過度に落ち込んで、どうして自分だけって思うことがなくなりそうやなって
幅広い観点を改めてもたせてくれるような気がしますね
それに加えて貧困とかレズビアン?バイセクシャル?のこととかもリアリティをもった話として登場して、最近の本屋大賞っぽいといえばっぽいのかなと思いますね
マジョリティでなかったり、現代日本にあまり縁がなかったりするトピックについて触れているのも含めて内容が盛り沢山ですね
色んなことについて考えさせてくれるような本で良いなって思うと同時に
地の文が他者視点から書かれてる本久しぶりに読んで、なんかHUNTER×HUNTERのキメラアント編みたいでと面白かったとかいうどうでもいいこと思いました