あらすじ
就活で大企業に内定をもらった人たちの集まった勝ち組飲みで俺は彼女に出会う。2人で飲み会を抜け出した後、2人は付き合うようになる。社会人となって、楽しくない仕事に日々費やしながらも同僚の尚人と彼女の3人で愚痴を言ったり、飲み歩いたりして過ごしていたが…という話
とてもエモいんですけど
俺は勝ち組飲みと題した飲み会に参加してる奴はそれだけで嫌いなんで
主人公が無理だという気持ちは最初から最後まで消えなかったですね
カツセマサヒコさんって小説家として世に現れたと思っていたんですけどTwitterとかブログとかが先だったみたいですね
面白かったところを2点ほど
まず1つ目は彼女の秘密
主人公と彼女は飲み会を抜け出して付き合うようになって
当然主人公目線で描かれる彼女は優しくてとても魅力的な人物なんですけど
彼女の秘密が明らかになったときさすがに衝撃だった
この構成はズルいわって思う
燃え殻さんの作品のすぐ後に読んだからこそこの展開は考えてなかったなって思って
面白いと感じざるを得なかった
2つ目は社会の厳しさについて
主人公も尚人も働き始めて次第に疲弊していく様子が描かれているし
久しぶりにあった同級生は犯罪まがいのことをしているし
っていうことで社会に出てからの厳しさが描かれていて
本当に社会人不安になった
まあでもこれを心に刻み込んで挑むか、社会に
という精神を持とう、心に
でも結局燃え殻さん読んだすぐ後に読んだのはちょっと失敗だったなぁ
ブログ書く方たちの作品はちょっと間空けて読んだ方が楽しめる