芥川賞候補にもなった純文学作品なんですけど
正直に感想を一言で言うと
わっけわかんねー
って感じですね
ここまで何も理解できない本は初めてな気がしますね
これは自分が情報の整理とか人の名前とストーリーを記憶するのが苦手だからだと思うんですけど本当に難しかったですね
話は、東日本大震災のときの死生観と死への正しい捉え方、使者との向き合い方を死と生の狭間の中有という状態にいるラジオDJという立場を通して訴えかけているような話
難しい
本当に難しくて久しぶりに解説を読んだんですけどそれを読んで何となく腑に落ちた説が、これは樹木を小説にしたもののではないかって言うやつで
一本の木には死んだ組織と生きた組織があって、それぞれが存在して初めて1つの命として成立してる
それと同じようにこの世界も死者と生者が支え合って1つの世界として成立してる
っていう話って考えると多少理解しやすいな
って思いますね
いやー全体的にとても哲学的ですね
RADWIMPSの歌を小説にしたみたいな
でも中有って言葉はたぶん聞いたことはあったと思うんですけどちゃんと理解したのは初めてで49日ってことなんでしょうね
この考え方は好きかもな
死者が生者に働きかける力ってホラーみたいだけど、命の一線を超えたくらいで全部が悪になってるのってまあ変な話なんで
この本で出てくるくらいのファンキーさがあるのもいいねってことで
いろいろ言っても難しくてあんまり分からなかったところも多かったし、この本で描かれている東日本大震災の様子は忘れるべきではないことな気がするんでときどき読み返したい本ですね
次読むときにはしっくりくるようになればいいな