魅力みたいなものを無条件に醸し出す人っていう印象が強いんですよね
自分から見たカンザキイオリさんって
実際見たことないし、顔も声も知らないけどエネルギーをすごくもってる気がして
どんな人か知りたい人ランキング1位ですね
この小説はカンザキイオリさんの曲の『あの夏が飽和する。』の続編的なポジションで、
内容的には、心に抱えたもののある人たちの葛藤と爆発と終着と言うのが良いのかな
中学時代に彼女を亡くした人、シングルファーザーで孤独な人、家族から虐待されている人たちの話
ちょっと思ったのは窪美澄さんの『ふがいない僕は空を見た』に空気感が似てるところがあるのと純文学的なところもあるかなって
話の中で色んなことが起きて
援助交際、万引き、殺人など
それぞれ加害者側の立場で引き起こっていて、それらを肯定するわけじゃないけど完全に否定はできないような苦しくなる気持ちにさせられる
これ読んで思うのは優しい人ってほとんどの場合何かしら抱えてるよなって
人に優しくするのって心に傷を負った経験がないとなかなか想像し難くてできないことも多いんかな
ただ優しくしたままで時間が過ぎると心の中のものが膨らんできていずれ爆発してしまうみたいなこともまた多いんだろうな
罪を犯した人たちに無口な人が多かったり、人が良かったのにって言われることが多かったりするのってそういうことなんやろうな
人に話を聞くって大事だな