活字中毒者の禁断症状

引きこもりが読書感想文を提出するブログ

吹き溜まりリラックマ

弱めの小麦アレルギーだがパンを食べる。毎日朝と昼、たまに夜も。本当は肌が荒れるので控えないといけないが安いからつい食べてしまう。他のアレルギーと比べるとあっこれ死ぬと思うレベルじゃないので自分を許してあげる。


そんな毎日のパンは同じコンビニで買う。決まってチョコチップスティックとメロンパン。惣菜パンは他のアレルギーが付随するので食べられないので選択肢はもともと少ない。そんな行きつけのコンビニでは年に1〜2回リラックマキャンペーンを行っている。対象期間の1ヶ月くらいの間に40個のパンを買ってしまったらリラックマのグッズを受け取らないといけないというものだ。


僕の食生活がパンに支配されてからこのキャンペーンは4回行われた。

第1弾リラックマプレートっていう皿だった。食器をあまりもっていなかったので勇気を振り絞って店員さんに交換してくださいと言って自ら交換してもらった。僕はそれまでもほとんど1枚の皿しか使っていなかったのでその皿は結局あまり使わずにしまっている。


第2弾はランチョンマットだった。ただパンゲージが35くらいになった時にこのままだとパンゲージが貯まってしまうと思い、別のコンビニに行ったのでランチョンマットはもらわなかった。パンゲージが40に達しても商品に交換していない場合はレジの画面が毎回過剰なまでに達成おめでとう!と祝ってくるのだ。それを避けたかった。


第3弾はリラックマボールっていうボールと食器の間みたいなやつだった。パンゲージが貯まってしまったら別のコンビニに行こうと思っていてあまりゲージを気にしていなかったが、ある時レジのお会計を終えたときに少々お待ち下さいと言われた。何かあったのかと思い横の画面を見ると過剰演出がなされているではないか。まさかと思い店員の方を向くとリラックマ感100%の箱を持っているではないか。受け取りが強制になったのか?いや要らんのです。その中途半端な形状の食器は何に使えばいいのかわからんのです。とも言えずに受け取ってしまった。今は家の端でパンドラの箱になっている。


第4弾はリラックマブランケットだった。レシートでリラックマグッズの開催を知ると今回は全開みたいな失敗は犯さないと決意した。毎回パンゲージを確認する。今は34だから5個まではセーフだ。食パン1つ、チョコチップスティック3つ、メロンパン1つの5個なら大丈夫だ。次回ここのコンビニに来るなんて失態をしなければリラックマの呪いを受けることはない。勝った。この戦いに勝った。

そう思いレジで会計をした。すると店員さんが少々お待ちくださいと言う。おい待て。そんなはずはない。まだパンゲージは39のはずだ。ふとレジ袋の中を見る。なんということだ。チョコチップスティックが4つ入っているではないか。何をやっているんだ俺は。やめてくれ店長さん。夢の中で2回ほどバイトをしたときにお世話になった店長さん。あなたが1番僕がリラックマグッズを求めてパンを買っているわけではないと知っているはずでしょう。そんな願いも通じずリラックマブランケットを受け取る。これまでのやつより明らかに大きいのでレジ袋にも入らない。周りから見たらリラックマブランケットが欲しくて無理してパンいっぱい買ったやつアピールをしてるみたいだ。ビニール袋で隠しながら急いで帰った。もちろん開封はしていない。


行き場のない吹き溜まりリラックマグッズたちが今日も僕の家で眠り続けている。